ブログ
カイロプラクティック首の問題
残念な話 むち打ち症
残念な話 むち打ち症
先日来院された患者さんです。過去に２回交通事故に遭われて、首、肩、背中に痛みが出るようになりました。
加害者は任意保険に加入していなく強制保険だけでした。救急車で運ばれた病院の担当医もあまり良心的ではなかったようです。
治療は湿布と痛み止めの薬だけでした。保険会社も、個人の健康保険を使うように言ってきたそうです。
いろいろ事情を聞いたところ、満足な保障も受けられず症状も改善しないということでしたので。
私の方から弁護士を紹介させていただきました、治療に関しては再度カイロプラクティック用のレントゲンを撮影するように指示させていただきました、
頸椎は完全にずれています。典型的なむち打ち症です。その関連痛いが背中や肩にまで及んでいますかなりの重症です。
こうなってしまえば筋肉を揉んでも電気をかけようが、さら薬で痛みを一時的に止めても効果はきたいできません。
やるべきことは、ずれた首の骨を正常な状態に戻すことだけです。
残念なことにその患者さんは再度、当院を訪れることはありませんでした。レントゲンを診て治療計画を立てる以前に通院を辞められることについては本人の自由ですが、現在、日本のカイロプラクティックの現状は、関節を矯正するカイロプラクティックは非常に少ないです、下部頸椎の矯正となれば、尚更少なくなります。
この患者さんの場合、一生、首の関節はズレたままで、症状を持ち続けられるでしょう。更に遅行変性がすすみ治ることはまずないでしょう。
信頼関係を得られない異常、当院としてもこれ以上出来ることはありません。
残念ですが悔いはありません。